仕事をするということー続編

前回に続いて、”仕事をするということ”について。

そう、赤ちゃん(子供)と一緒にいるのはこの上なく幸せではあるのに、どうしてその幸せな時間に100%身を任せて、100%集中し、100%の幸せを享受できないんだろうか。

育休が長くなればなるほど、そんな風に感じる瞬間が増えたように思います。

きっと、まだ30代にもなっていなく、キャリアとしての自信がなかった、というのも大きいと思います。

もし30半ばや30後半という年齢で出産していたら、よりキャリアという意味、そして人生という意味での経験値とスキル、そして自信があり、その先のプランや道しるべが明確であり、故にそこまでの焦燥感は得たいなかったのではないかとも思います。

とは言え、やはり今思えば、自分の性格上、あまりに好奇心が強すぎて、あまりにアクティブで、あまりに自由が好きな自分には、専業主婦になるということは元々性に合っていなかったのかなとも感じます。

これも、育休とは言え、”専業主婦”という立場を経験して初めて気が付いたことで、この経験があったからこそ、仕事をするということがいかに自分にとって大切で、この”気づき”は、きっと私だけではなく、他にも多くの女性に当てはまるのではなないかと強く感じていたのでした。

また、この専業主婦という経験があったからこそ、仕事に対するモチベーションが上がり、ライフワークになるような仕事をみつけること、社会において自分の役割を見つけること、社会に貢献すること、そして自立して自由であることが、自分が自分であるために、そして精神的にハッピーであり、満たされているために必要であると強く実感したのでした。

MBAをとろうと決めた背景には、そんな”気づき”も影響していると思います。

ただ、絶対に忘れてはならないと常に感じていることは、子供を産んだからにはきちんと責任を持って育てること。仕事を理由に、子供たちを苦しめるようなことはしないこと。私の中で、仕事はとても崇高な活動で自分の人生の中で絶対不可欠ではあるけれど、一番の優先は子供、家族であること。

なので、仕事を選ぶときは、どんなにパッケージ(収入)が良くても、目に見えて自分のプライベートライフが奪われるような風潮のある会社では働かないと決めていたし、自分のライフをそれなりにコントロールできるような環境でないと難しいかなと感じていました。

また、せっかく仕事をするなら、できれば自分が好んでできる仕事、心からモチベーション高く楽しめる仕事が理想です。

ある程度、どんな仕事でもそれなりに楽しみを見つけられる自信はありましたが、長く続けていこうと思うと、結婚相手を選ぶのと同様、”これだ!”と思える何かが私には必要だというのも感じていました。

これまで、パリでの旅行会社、人材紹介会社、ロンドンでの投資銀行でのHR(人事)で働き、

例えば旅行会社は、旅好きの私には旅行行程を見たり、パンフレットを確認したり、地理を覚えたり、観光名所の視察に行ったり、ホテルを見学したり、と、それなりに遊び心が刺激される楽しい仕事でありました。けれどもそれほど知的好奇心が満たされるわけでもなく、チャレンジングでもなく、”困った”お客様たちのカスタマーサービス対応には心が折れることもあり、長く続けられる仕事ではないと感じていました。

人材紹介の会社は、小さな会社だったので、経理アシスタント的な仕事から、候補者との面談、営業まで何でもやらせてもらえ、そういった意味ではとてもやりがいのある仕事でした。また、常に人とコミュニケーションをとっており、刺激的な日々でありました。この仕事なら長く続けられそう!と思っていましたが、ロンドンへの引っ越しという都合で退社。

その後ロンドンでは、高額なベビーシッター(ナニーさん)の給料を払える業種ということで、特には興味を抱いていなかった金融業界の求人に応募したところ、運よく採用していただいたので、投資銀行で働きました。

確かに他業界と比べると待遇もよく、知的な同僚も多く、MBAが修了した直後だったので、なおさら刺激的で、金融業界という全くの未知の世界ではありましたが、日々の学びも面白く、それなりに充実したキャリアライフを送っていました。

ただ今思えば、投資銀行ということもあり、業界は激しい競争の世界であり、社員はみなプロフェッショナルで高い意識を持っていたものの、同時に非常にストレスフルな風潮でもありました。まさに弱肉強食の世界。

まだそれなりに若かったこともあり、そんな張り詰めた環境でも刺激的で楽しむ余裕があったような気がしますが、さすがにそんな生活が50,60歳まで続くのはあまり想像はできずにいました。

また、何が欠けていたかって、創造性を発揮する場面。特に私の仕事は、決められたことをいかに間違えずに迅速に行うか、または、いかに重箱の隅をつつくかのように”間違い”を探し、正していくか、という作業が多くありました。

細かいことは割と気にしない私によくできたものだと今でも摩訶不思議ですが(笑)、さすがにそういった業務は楽しむというよりは、感情や五感をシャットダウンして、機械的にこなすという風なサバイバルスキルを身に着けたのだと思います。

とは言え、そんな仕事を長らく続けていたら、私が私でなくなる!という感覚は常にあり、経験としては素晴らしいけど、私にとっては長く続けるべき仕事ではないとも感じていました。

そんなときに幸運にも夫が念願の日本でのポジション(仕事)のオファーをもらい、私は晴れて退職となったのでした。

そして今に至るわけですが、長くなってしまったので、続きはまた次回!

短くまとめるスキルを学ばねば!と思いつつ、3年という月日が流れてしましました。。。


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